みらいテックラボ

音声・画像認識や機械学習など, 週末プログラマである管理人が興味のある技術の紹介や実際にトライしてみた様子などメモしていく.

「14のフレームワークで考えるデータ分析の教科書」の紹介

ビッグデータ」「データサイエンティスト」「アナリティクス」...
ここ数年、データ分析に関する言葉を耳にする機会が急激に増えた.
データ分析についてなんとなくは理解しているのだが, 一度データ分析手法などの基本を知ろうと思い読んでみた.

この本を選んだのは, 説明に使用しているフレームワークが「QC7つ道具[1]」と「新QC7つ道具[2]」で, モノづくりに携わっている(メーカー勤務)こともあり, これらについて少しは知識があったから....

 目 次
第1部 理論編
 STEP01 3つのツールを使って「準備」する
 STEP02 データを「集める」際は3つのポイントを守る
 STEP03 3つのポイントに注意して「分析」する
 STEP04 「表現」の工夫次第で説明力が変わる
 STEP05 伝えるべき相手に合わせた表現で「伝える」
第2部 事例編
 CHAPTER01 高収益体質に生まれ変わるために製品選定を見直す
 CHAPTER02 店舗の売上をさらに伸ばすために新規のセットメニューを考える
 CHAPTER03 売上に貢献した顧客別DM(ダイレクトメール)作成でリピート率を上げる

筆者が初心者向けというだけあって, データ分析の流れや考え方の基本を学ぶという点では, 分かり易く, 読みやすい一冊だった.
ただ, 内容がかなりマーケティング寄りな感じなので, 個人的にはシステム開発などにおけるデータ分析の具体例などもあると, よりうれしいのだが...

データ分析を活かすには,
 「準備する」⇒「集める」⇒「分析する」⇒「表現する」⇒「伝える」
の5つのステップが重要.

普段の仕事の中でも簡単なデータ分析をすることはよくあると思う.
その際に, それなりには上記ステップを踏んでいるかと思うが, 各ステップで書かれているポイントを意識して進めるだけでもデータ分析力はアップするのではと思う.

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参照URL:
[1] QC七つ道具とは~品質管理の知識
[2] 新QC七つ道具とは~品質管理の知識

14のフレームワークで考えるデータ分析の教科書

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