昨年11月から募集が始まったTellus[1]の利用方法を学ぶe-Learning「Tellus Trainer」を, 年末・年始の休みを使って受講してみた.
ちなみに, 「Tellus」とは衛星データプラットフォームのことである.
以前, Satellite HackなどTellus関連のイベントに1, 2度参加したことがあり, 衛星データには興味を持っていたのだが, Tellus OSはまだ触ったことがなかったのでいい機会だ!!
内 容
1. データサイエンス/AI入門
2. データサイエンス講座中級編
3. 衛星データの基礎知識
4. Jupyter Labを使ったTellus上の衛星データ画像解析演習
5. 「衛星データ×機械学習」概論
6. 機会学習における物体検知概論
7. 物体検知演習
無料で受講できるe-Learningではあるが, 機械学習の基礎的なことから, 衛星データの扱い方, 最後は物体検知の演習までと, 結構内容は充実している.
データ分析や機械学習の基礎的な部分は当然ながら初学者向けの内容が多い.
データ分析や機械学習を少しかじったことがある方には少しこの部分は物足りないかもしれないが...
私は一応すべて受講したが, そこそこ時間もかかるので, 必要なところ, 興味のあるところだけ受講すればよいと思う.
あと, Tellusの統合開発環境を使用する場合, 申し込んでも開発環境が提供されるまでに時間がかかるので, 注意が必要. (私の場合は10日以上後だった気がする)
個人的には衛星データの扱い方や解析演習 (衛星データの扱い方を学ぶのだから当然かー), 物体検知演習などがよかった.
特にSSD(Single Shot MultiBox Detector)において, 予測時に画像を水増しして予測する方法やssd_kerasにsliding windowによる予測機能があることを知れたことなど...
せっかく衛星データの扱い方を学んだので, 是非衛星データを使って何かやってみたいと思う.
今年の3月15日までは申込できるので, 機械学習の基礎や衛星データの基本的な扱い方などを学びたい方にはおススメしたい.
--- 2020/2/11 追記 ---
別件で今回の演習のコードを参考にしようと読んでみたら, sliding windowの機能は今回の演習を作成された方が実装した部分であり, ssd_kerasに元からある機能ではありませんでした.
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参照URL:
[1] Tellus
Pythonによるデータ分析入門 第2版 ―NumPy、pandasを使ったデータ処理
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