昨年(2016年)くらいから, 「Docker」という仮想化技術を耳にするようになった.
それまで, 仮想化技術というと「VMWare Player」や「VirtualBox」などホスト型仮想化と, 「Hyper-V」や「XenServer」などハイパーバイザー型仮想化は聞いたことはあったのだが...
普段組み込みソフトやネイティブアプリなどの開発に関わることが多く, Webサービスなどのシステム開発や運用には縁がなかったので, これまで気にはなっていたが後回しにしてきた.
しかし, このGWに何か本を読もうと思った際にDockerのことを思い出したので, いくつかあるDocker関連本の中からAmazonの評価がよかったこの本を読んでみることに.
目 次
第1部 導入編
第1章 おさえておきたいシステム/インフラの知識
第2章 コンテナ仮想化技術とDocker
第2部 基本編
第3章 Dockerのインストールと基本コマンド
第4章 Dockerfileを使ったコードによるサーバ構築
第5章 Dockerイメージの共有 -- Docker Registry
第3部 応用編
第6章 複数コンテナの一元管理 -- Docker Compose
第7章 マルチホスト環境でのDocker運用 -- Docker Machine, Docker Swarm
第8章 クラウドでのDocker運用
Docker教科書というだけあって, インフラ系の基礎知識からDockerコマンドの解説, Dockerfileの基本構文などが分かり易く説明されている.
Windows版のDocker Toolbox[1]で実際に試しながら学べる点もよい.
Dockerの基本的な考え方や使い方などを勉強したい方にはおススメです.
この本を読み終え, Dockerの考え方, コマンド等ついて知識としてある程度分かった気になっているが, 実際にシステム開発等で具体的に使ってみないと本当の良さが分かったり, 技術として身に付かないと思う.
ぜひ, システム開発等で試してみたいものだ.
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参照URL:
[1] Docker Toolbox
プログラマのためのDocker教科書 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化
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Docker実践入門――Linuxコンテナ技術の基礎から応用まで (Software Design plus)
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Docker実践ガイド impress top gearシリーズ
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