みらいテックラボ

音声・画像認識や機械学習など, 週末プログラマである管理人が興味のある技術の紹介や実際にトライしてみた様子などメモしていく.

TensorFlow

Cloud AutoML Vision Edgeを試してみる(2)

Googleから以下のようなメールがやってきた.昨年の11月にAutoML VisionのGA(General Availability)版のリリースと共に価格改定が行われた. そして, 以前に学習したモデルは, 再デプロイしないと2020/2/20で使えなくなるようだ. あと1か月ほどということで, …

YOLOv3 + TensorFlow 2.0を試してみる

昨年末に, こちら[1] のページで, YOLOv3アルゴリズムをTensorFlow 2.0で実行できるように対応したバージョンがあることを知りました. (TensorfFlow 1.xで動作するものがあることは知ってましたが....)現在, ピープルカウンタの開発[2][3]でYOLOv3[4]を利用…

金魚って見分けられる? (3)

Code for YAMATOKORIMAYAでは, 「アーバンデータチャレンジ2018 」への取り組みの一つとして, 金魚AI(愛)育成プロジェクトなるものに取り組んでいる. 関連記事: ・金魚って見分けられる? (1) ・金魚って見分けられる? (2) ・金魚って見分けられる? (3) ・金…

「詳解ディープラーニング ~TensorFlow・Kerasによる時系列データ処理~」の紹介

これまで, TensorFlow/Kerasで主にCNNを試してきた[1][2][3][4]が, RNNについてはチュートリアル程度しか試したことがなかった. 音声処理や自然言語処理を行うために, RNNによる時系列データ処理の実装や応用についてもう少し知りたいと思っていたおり, この…

ペットボトルを認識してみよう! (3)

これは, 昨年の10月~12月に開催された「チームで学ぼう! TensorFlow(機械学習)実践編第2期」において, 私の参加した「チーム仲鶴後吉(仮)」の成果を数回に分けて紹介するものである. 関連記事 ペットボトルを認識してみよう! (1) ペットボトルを認識してみ…

ペットボトルを認識してみよう! (2)

これは, 昨年の10月~12月に開催された「チームで学ぼう! TensorFlow(機械学習)実践編第2期」において, 私の参加した「チーム仲鶴後吉(仮)」の成果を数回に分けて紹介するものである. 関連記事 ペットボトルを認識してみよう! (1) ペットボトルを認識してみ…

ペットボトルを認識してみよう! (1)

これは, 昨年の10月~12月に開催された「チームで学ぼう! TensorFlow(機械学習)実践編第2期」において, 私の参加した「チーム仲鶴後吉(仮)」の成果を数回に分けて紹介するものである. (勉強会からずいぶん時間が経ってしまったが....)関連記事 ペットボトル…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(9)

TensorFlowによる日本語のかな/漢字の手書きデータの認識について, これまで何回かに分けて検討してきた. そして, ある程度の認識性能を実現できることも確認できた. 日本語のかな/漢字の認識については, 今回でいったん最後にしようと思うが, 最後に学習デ…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(8)

従来のオンライン手書き文字認識[1]では, 筆点列からストロークの最初/最終の筆点や変化点などの特徴点, 特徴点間の移動距離/方向などの特徴量を抽出し, DPマッチングやHMM(Hidden Markov Model)などの手法を用いて入力とモデルの照合を行っている.前回[2]は…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(7)

前回までは, 手書きの文字を28×28画素の画像とし扱い, CNN(Convolutional Neural Network)による文字認識や認識性能の改善について検討してきた. しかし, 現状ではJIS第一水準(2965文字種)を認識対象とすると, 約91%の1位認識率しか得られていない. そこで, …

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(6)

今回も, 認識性能を改善するために, 前々回[1]記した1)のオンライン手書きデータの画像化/正規化を検討してみた.これまでの学習/評価で使用してきた手書きデータは, オンライン手書き文字認識の前処理を施したデータから28×28dotの画像を生成したものであっ…

TensorFlow はじめの一歩(7)

今回は, TensorFlowのちょっとしたエラーの話である.TensorFlow r0.8で漢字認識[1]を試していると, 下記のように学習途中でトレーニングデータの認識性能が急に0になるような症状が時折発生した.学習ログ:--- Start Learning --- # Learning data num = 649…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(5)

今回は, 認識性能を改善するために, 前回[1]記した改善案2)のCNN構造について考えてみる.これまで試してきたモデルは, Deep MNIST for Experts[2]をベースにしており, 以下のような構造をとっていた. これまでの認識手法なら, エラーしたサンプルの処理過程(…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(4)

今回は, 前回[1]の漢字認識において, エラーしたデータを確認してみることに.前回の認識率: ---------- Total Accuracy ---------- 1位 : 88.31 % ( 10387 / 11762 ) 2位 : 94.68 % ( 11136 / 11762 ) 3位 : 96.58 % ( 11360 / 11762 ) 4位 : 97.39 % ( 1145…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(3)

今回は, 前回[1]の認識対象をひらがな73文字から漢字(JIS第一水準)2965文字に広げて試してみた.認識対象の文字種が約3,000字かつ学習データが約50,000サンプルということで, 私の環境(*1)ではメモリ不足でエラーとなった. *1:ホストマシン: CPU:Intel Core…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(2)

今回は, 前回[1]のひらがなデータを使って, Deep MNIST for Experts[2]で紹介されてるCNN(Convolutional Neural Network)を試してみた. [モデル構造] 1.畳み込み層 2.プーリング層 3.畳み込み層 4.プーリング層 5.全結合層 6.Softmax Regression層[学習] 対…

TensorFlow はじめの一歩(6)

TensorFlowで学習を行っていると, 学習の収束状況を確認するために, lossやaccuracyが学習とともにどのように変化していくか, 視覚化したくなることがある.そこで, 今回はスカラ値を視覚化する方法についてまとめておく.基本的な流れ[1] ⅰ) SummaryWriterの…

TensorFlowで文字認識にチャレンジ(1)

TensorFlowのチュートリアル[1]の中に, 手書きの数字認識を試すものがある. 数字であれば99%以上の認識性能を出すことができるが, 日本語のかな/漢字ではどの程度の認識性能が出るのだろうか? そこで, まずはひらがなで認識を試してみることにした.Deep Lea…

TensorFlow はじめの一歩(5)

TensorFlowでチュートリアルを試していると, - 学習の途中で学習パラメータを保存し, その学習パラメータを読み込みで継続学習をしたい. - 学習パラメータを保存し, その学習パラメータを読み込んで評価したい. といったことがある.そこで, 今回は学習パラメ…

TensorFlow はじめの一歩(4)

TensorFlowで何ができるかを知るには, やはりまずTensorFlowに触れてみることが大事です. とはいえ, API Documentationを見ながら自分で一からプログラミングするのは, なかなかハードルが高いです. そこで, まずは自分が興味のある分野のチュートリアル[1]…

TensorFlow はじめの一歩(3)

今回は, 数学関数[1]に関するPython APIをベースに, どのような演算できるか確認してみる. 注) TensorFlow : Python API 0.6.0ベース1. 四則演算 API機能 tf.add(x, y, name=None)加算 : x + y tf.sub(x, y, name=None)減算 : x - y tf.mul(x, y, name=None)…

TensorFlow はじめの一歩(2)

今回は, 定数/数列/乱数テンソル[1]に関するPython APIについて, 少しまとめておく. 注) TensorFlow : Python API 0.6.0ベース1. 定数テンソル API機能 tf.zeros(shape, dtype=tf.float32, name=None)すべての要素が0のTensorを生成 tf.zeros_like(tensor, d…

「TensorFlow」で学ぶDeep Learning講座の紹介

「GoogleとUDACITY、「TensorFlow」で学ぶディープラーニング講座を開設」[1]という記事を見つけた.www.itmedia.co.jp記事によると, Googleが無料オンライン学習プログラム(MOOC)UDACITYと協力し, ディープラーニングを学べる無料コース「Deep Learning : Ta…

TensorFlow はじめの一歩(1)

Googleが2015年11月に深層学習フレームワーク「TensorFlow」をオープンソースとして公開した. Googleの画像検索をはじめ, いくつかのサービスで実際に使用しているということもあり, 大変注目を集めている.私自身を含め, TensorFlowがなんだか話題になってい…